ニュースを比較してみるブログ

世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【国際】領空侵犯した中国無人機は撃墜・・・日本政府方針に中国側は反発

安倍晋三首相が今月11日に小野寺五典防衛相から対処方針の報告を受け、警告を無視して領空侵犯した無人機は有人機と同様に撃墜する方針を了承、それを受けて中国国防省の耿雁生報道官は26日、「無人機の撃墜は中国に対する戦争行為」と強調し反発しています。中国海軍は18日から西太平洋で大規模な軍事演習を行っており、不安定化するアジア情勢へのけん制とみられます。

日本政府の対応は、中国軍の無人機が9月9日に尖閣諸島に接近した事案を受け、無人機の撃墜も防衛計画の一環に盛り込んだ形となります。それに対して中国側は

 

日本の挑発に対し中国外交部は22日、「釣魚島は中国固有の領土であり、中国は領土主権を守る上での決心、能力がある。外部からの挑発には断固として対応する」と表明した。

新華社通信ネットジャパン)

 

と反発を表明。「どちらが先か」の水掛け論にはなってしまいますが、客観的にみて、無人機を飛ばす中国側が日本側をまず挑発しており、撃墜行為が「中国側に対する挑発」とするのは奇妙なロジックといわざるをえません。

ただ、このような中国側の対応に関して、中国国内から批判があがっているようです。

 

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【災害】台風続報、防災相が「積極的避難」を発表、台風27号接近にともない

古屋圭司防災担当相は24日昼、勢いの強い台風27号の接近をうけ、「積極的避難」を呼びかける異例の緊急記者会見を行いました。住民への避難勧告は通常、市町村が担当しており、政府が直接呼びかけるのは異例の事態です。台風26号が伊豆大島に被害をもたらした際、自治体の勧告に住民が従わなかったり、周知が十分でなかったりしたケースがあったためのようです。

 

古屋氏は「雨や土砂災害の正確な予測は困難。警報や土砂災害警戒情報が出た時は、避難勧告がなくても自分の判断で避難し、結果的に災害が発生しなければよかったと思ってほしい」と話した。

(毎日新聞)

 

古屋防災相はこのように、危険を感じたら避難勧告がなくても地震の判断で避難する「積極的避難」を呼びかけました。結果的に災害が発生しなくても、気象庁が推奨する「いのちを守る行動」をとることを重視しています。

今年はとくに大雨被害が多く、各地で被害が出ています。

 

 

9月の関西、7月の島根と首都圏での大雨被害はこのブログでも取り上げました。その他にもさまざま大雨による被害が各地で報じられており、また台風も数多く接近しているとあって、どうやら今年は水害の当たり年のようです。みなさまにはぜひとも、お気をつけいただきたいところです。

 

とはいえ、今回防災相が発表した「積極的避難」がどこまで活用されるのか、疑問が残る所ではあります。

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【災害】ふたつの台風が接近するといったいどうなる?注目の「藤原の効果」

先日お伝えした台風27号および28号の日本列島への接近。現在は27号が九州に接近しており、九州と四国を中心に1時間に50ミリを超える強い大雨となっている模様です。明日25日は四国と近畿を中心に大雨となる予想で、土砂災害への警戒を呼びかけています。

 

あすにかけて猛烈な風、非常に強い風に警戒が必要なのは沖縄、奄美、九州南部、四国です。

特に沖縄は走行中のトラックが横転したり、看板が落下するほどの”猛烈な”風が予想されます。

予想される最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルです。

そして、奄美、九州南部、四国も何かにつかまっていないと立っていられないほどの”非常に強い”風が予想されます。

予想される最大風速は20~25メートル、最大瞬間風速は30~35メートルです。

(tenki.jp)

 

大雨だけでなく、強い風にもご注意ください。tenki.jpによれば、「トラックが横転」「看板が落下」するほどの強い風邪が予想されています。暴風圏内ではなるべく外出を避けると良いでしょう。

 

さて、今回は台風27号と28号、ふたつの台風が同時に接近しています。進路予想図を見るとふたつの台風が接近し、もしかしたら台風同士が衝突するのでは?とも思ってしまいます。

※現在の予想では27号と28号はあまり接近しない、とされているようです。

 

ここで疑問。ふたつの台風同士が接近、場合によっては衝突、なんてことになったらいったい何が起こるのでしょうか?

 

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【災害】強い勢力の台風が2つ同時に日本列島に接近、加えて寒冷渦も

10月16日前後に日本列島に接近し、伊豆諸島と小笠原諸島に被害をもたらした、非常に強い勢力の台風26号。それに引き続き、さらに勢いの強い台風26号と27号が日本列島に接近しています。tenki.jpの台風進路予想図によると、26日未明には関東地方にふたつの台風が同時に最接近する予想となっています。台風27号の強さは「非常に強い」、28号の強さは「猛烈な」といずれも26号よりつよい勢いであるようです。加えて27号は速度が時速15kmと遅く、大きな被害をもたらす可能性があるとされています。

さらに中国大陸に大型の寒冷渦が発生しており、ふたつの台風と寒冷渦が日本列島に大きな被害をもたらす可能性がある、と気象予報士の斎藤恭紀さんが警告しています。

 

「水木金は気をつけろ!」と警鐘を鳴らしておりました気象予報士の斎藤恭紀さんは、「日本に3つの渦が集結へ。日本列島どこで集中豪雨が起きてもおかしくない状態に。」と今後のお天気が更なる深刻な事態であることをツイッターで発表している。3つの渦とは台風27号、28号そして寒冷渦のようだ。この3つの低気圧が一つに日本に集中するということは、今後日本は大荒れの天気になるという事は素人目にも想像できそうだ。

(秒刊サンデー)

 

 

寒冷渦とは寒冷低気圧のことで、周囲よりも気温の低い低気圧のことをさしています。大気が非常に不安定になるため、強い雷雨や集中豪雨をもたらすことが多いようです。

 

周期的な天候変化が特徴である春や秋に発生すると、雷雨や雹などをもたらし、動きが遅いために悪天候を持続させる。10月や5~6月はちょうど平地でも雹が降りやすい気温であり、雹の被害が発生しやすい。高山では季節外れの雪になることもある。

Wikipedia寒冷低気圧” target="_blank")

 

 

このように、強い雨だけでなく、雷や雹の発生も懸念されており、台風の強い風雨がどれだけの被害をもたらすことになるのか、非常に気になる所です。

 

23日現在、27号は沖縄周辺におり、週末にかけて本州に近づいてくるようです。みなさま、どうぞお気をつけください。

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