【社会】「国連が日本政府に慰安婦へのヘイトスピーチ改善要請」は朝日新聞の捏造?
なにやらおかしなことが起こっているようです。
昨日、国連の社会権規約委員会が日本政府に対して慰安婦へのヘイトスピーチを防ぐよう、国民への教育を徹底するよう求めた、という報道が流れました。朝日新聞が全国版社会面で大きく扱い、韓国メディアがそれに追従する記事を報道しています。
しかし、その記事に関して疑問がわいています。
朝日新聞の記事に対して疑義を呈しているJ-CASTニュースからの引用です。
静岡大の小谷順子教授(憲法学)は、議論を受けてか、ブログで23日、規制の合憲性についての議論を紹介した。
そこでは、イギリス、フランスなどは法律で規制しているものの、日本やアメリカは表現の自由に触れるとしてそうしていないと指摘した。もし規制する場合は、人種や民族への脅迫や名誉毀損に問えるようにしたり、デモの許可条件を厳格化したりすることが考えられるとした。被害者救済のための人権法制定も別のやり方だという。しかし、法規制することで、ヘイトスピーチをしていた人たちが犯罪に走るなど、デメリットも考えないといけないとしている。
(中略)
朝日の報道については、人権人道課では、「防止目的はそうですので、間違いとは申し上げませんが、正確に言えば、教育して下さいというのが趣旨でした」と言っている。
委員会の審査では、日本政府としても主張し、慰安婦問題については教科書に書いてきちんと教育していると説明したとした。また、慰安婦は条約に加入する前のことで、審査の対象にはならないと述べたという。ヘイトスピーチ規制などの要請があったかについては、「そういった聞き方はされていません」と否定している。(J-CASTニュース)
外務省への直接取材で規制の要請はない、と否定しています。
なお、この要請を出した、とされる「社会権規約委員会」というのは非公式の委員会のようで、J-CASTは「国連の条約名がついた社会権規約委員会」とわざわざ表現しています。つまり、国連からの直接要請ではなく、あくまで非公式の「意見のようなもの」と捉える方が自然です。
また、社会権規約委員会は国連事務総長であるパン・ギムン氏の要請を受けて上のような行動をとった、とされています。パン氏は国連事務総長ではありますが、その中立性に関しては各国から疑問視されている人物です。
各メディアはどう対処するつもりなのでしょうか。
【参考までに・・・】
【ニュースソース】
国連が慰安婦ヘイトスピーチ改善要求? 外務省「教育徹底を求められただけ」
J-CASTニュース
「ヘイトスピーチ」国連委が日本政府に改善求める
TBS News(リンク切れ)
国連が日本政府に勧告「日本国民に慰安婦問題の教育を」=韓国
サーチナニュース