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【社会】福島第一原発事故後、20キロ圏内に2千人、GPSデータ解析結果より

福島第一原発の被曝関連のちょっと気になるニュース。

東大とゼンリンが共同で福島第一原発事故前後の人の流れをGPSのデータから再現しました。その結果、放射性ヨウ素の濃度が最も高かった3月14日段階で福島第一原発から20キロ圏内に2000人程度の人が残っていたことが分かりました。これまで聞き取り調査に頼るしかなかった被曝量調査に関して客観的なデータが得られたことになります。
朝日新聞にGPSのデータを動画にしたものが掲載されていますので、ご覧ください。

 

事故発生直後から、原発周辺から人が減り始め、政府の避難指示の対象地域が拡大するごとに減少。事故前、原発20キロ圏内には約7万6千人いたが、事故発生4日後には約2千人に減っていた。国会事故調査委員会の調査とほぼ一致した。(朝日新聞)

 

ということで、国会の調査結果と一致した結果になっています。また、このデータの使い道について、

 

原発事故当時の人の流れをデータに基づいて明らかにしたのは初めてで、研究グループでは、放射性ヨウ素の試算と組み合わせれば、これまで分かっていない事故直後の被ばく量の推定に役立つとしています。
早野教授は「さまざまな専門家と協力して、初期の被ばく量の推定につなげていきたい」と話しています。(NHK)

 

放射性ヨウ素半減期が短く、事故初期の被ばく量を推定するのは難しい。早野教授は「放射性ヨウ素の拡散予測と合わせ、初期被ばくの解明に役立てたい」と話す。(毎日新聞)

 

としています。事故からすでに2年以上経過しており、同時のデータを今解析することの意義について疑問が残るところではありますが、本来は民主党政権時代に早急にやるべきことだったことが自民党政権発足後半年を待たずに実現したことは示唆的ではあります。

 

 

【ニュースソース】

福島第1原発事故後の人の流れを携帯電話のGPSを基に解析
FNN

原発避難20キロ圏に2千人前後 事故後の携帯データ推計
北海道新聞

原発事故後の人の移動 位置情報で分析
NHK

福島原発事故直後、20キロ圏内に2000人 東大が推計
日本経済新聞

原発事故後の避難の様子、携帯GPS情報から再現
朝日新聞

携帯位置情報で避難推計=住民被ばく量調査に活用も—福島原発事故・東大など
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

東日本大震災:福島第1原発事故 事故後の動向、GPSで 被ばく量解明に利用
毎日新聞

 

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