【政治】東京都議選、自公過半数確保、民主惨敗で第4党
昨日23日、東京都議会選挙の投票が行われ、即日開票されました。2009年に大敗した自民党は候補者全員が当選して59議席獲得、公明党も全員当選し、自民公明合わせて過半数の64議席を大幅に越える82議席を与党が確保しました。一方、民主党は前回の43議席から15議席に転落、共産党の17議席を下回る大敗でした。維新の会は橋下氏の従軍慰安婦発言の影響か、2議席にとどまりました。
自民党は「準国政選挙」(安倍晋三首相)と位置づけて、3分の1の14選挙区に複数擁立するなど攻めの戦いを展開。港区で2議席独占、3人を立てた大田、世田谷、練馬区でも全員当選を果たすなど強さを見せつけた。現職のみを公認した堅実な選挙で第2党になった公明と引き続き協力体制を敷き、都政運営を主導する構えだ。
(毎日新聞)
自公は都議選で弾みをつけ、参院選で与党過半数を確保する戦略だ。都議選の完勝で自民党内には「参院選で負ける要素はない」(派閥領袖〈りょうしゅう〉)との声が広がる。与党は最終盤の国会では野党に譲歩せず、24日に衆院の新区割り法案を衆院本会議で3分の2で再可決、成立させる方針だ。
(朝日新聞)
おおまかな党勢は2012年末の衆議院総選挙と同じイメージでしょうか。自民党が大幅に議席を伸ばし、民主党が大幅に議席を減らしています。第三極として話題になったみんなの党や維新の会は話題になったほど議席が伸びませんでした。
特徴的なのは共産党が自民公明に続く第3党に躍進した点でしょうか。かつては万年野党などと揶揄されていた共産党ですが、昨今の貧困や格差問題で共産党に関心を示す有権者も増えてきているのかもしれません。
今回の都議選は7月に行われる参院選の前哨戦と安倍首相はみなしています。そのため、今回の結果は自民党にとって大きな自信となったでしょう。
ただ、投票率は過去2番目に低い43.5%。2012年末の衆院選も話題になったわりには投票率が低く、エネルギー問題や原発問題、世代間格差問題など様々な議論があるわりには選挙に対する興味は低いようです。昨日投票にいったときは、時間のせいもあったのでしょうが、会場にはほとんど人がいませんでした。
参院選は7月4日公示、7月21日投票の予定になっています。今回の都議選がどう反映されるのか、興味深いところです。
【ニュースソース】
自公過半数 全員当選
47NEWS
【東京都議選】 自公で82議席 民主は第4勢力に陥落 共産が第三党に
MSN産経ニュース
都議選結果 自民第1党、自公で過半数超え(東京都)
日テレNEWS24
東京都議選:自民59人全員当選 第1党奪還 民主惨敗
毎日新聞
安倍自民、59人全勝!第1党奪還…東京都議選
スポーツ報知
アベノミクス旋風!!東京都議選史上初の自公「落選ゼロ」
スポーツニッポン