ニュースを比較してみるブログ

世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【国際】ブラジルで反政府デモ、公共交通料金値上げがきっかけに

南米ブラジルのサンパウロリオデジャネイロなどの主要11都市で18日、公共サービスの向上やインフレ抑制などを求めるデモが発生、各地で数十万人が参加する規模まで発展しました。一部では派出所や車に放火される事態となっているようです。

 

デモのきっかけは、サンパウロなどの都市部で、バスと地下鉄が三レアル(約百三十円)から三・二レアル(約百四十円)に値上げされたこと。ブラジルの物価上昇率は6・5%と高水準で推移、生活必需品の値上げが家計を圧迫する中、低所得者層の不満が一気に爆発したとみられる。

(毎日新聞)

 

財政が苦しいブラジル、バス運賃などの値上げでなんとかしようとしたようですが、おりからのインフレで生活を圧迫されている国民感情をさらに害してしまったようです。また、来年のワールドカップサッカーや2016年のオリンピック開催に向けたスタジアム建設で公費がかさんでおり、ワールドカップよりもまず国民生活の安定を、とワールドカップ開催反対の声も上がっているようです。

大規模デモを受け、バス運賃値上げは撤回されたようですが、

 

運賃値上げを撤回したアルクミン・サンパウロ州知事は同日、自身を含む数千人の公務員の給料を10%以上上げることを明らかにしたとニューヨーク・タイムズ紙は報じた。特定の公務員の高給料は長く非難の的となっており、同国の高官の中には他の先進工業国より多く稼ぐ者もいるという。

(ニュースフィア)

 

ニュースフィアが報じているように、知事や公務員の給料を上げる方針が決まっているようです。

 

5月27日にはトルコで反政府デモが発生。沈静化はしたものの、デモ活動自体はまだ続いており、デモ隊と当局との関係は悪化しているようです。今回のブラジルデモはトルコの反政府デモに触発されたもの、とする見方も。

 

これらの反政府デモに共通しているのはTwitterFacebookなどのSNSを使って呼びかけられ、拡大していったことです。2011年から2012年にかけて中東や北アフリカで次々に起こった民主化政変(いわゆるアラブの春)も、同じくSMSを使って拡大していったものでした。

 

安倍晋三現首相はFacebookを活用し、従来の講演活動以外の支持者層に訴えかける戦略をとっているそうです。ときどき過激な発言もみられるそうで、ネット上での支持者層と講演活動などに訪れる支持者層をうまく分けた活動を行っているのでしょう。

このように、SNSは使い方次第で味方につけることもできますが、アラブの春やトルコ、ブラジルでのデモのように、政府にとって厄介な敵になることもしばしばです。不用意な発言をした個人がTwitter上でさらされる、といったことも最近ではよく耳にします。

 

インターネット上の技術革新は、このようにどんどん世の中を変えていっているようです。

 

 

【ニュースソース】

デモが各地に拡大、派出所などに放火も―ブラジル
世界日報 

ブラジルでデモ拡大 公共交通値上げ発端
東京新聞

20万人が「W杯反対」デモ ブラジル国民の怒りとは?
財経新聞

ブラジル抗議デモ、運賃値上げ撤回も鎮静化せず
AFPBB News

ブラジルデモが激化 ネイマール選手も応援?
ニュースフィア

略奪も…反政府デモ拡大 ワールドカップにも反対
テレビ朝日

ブラジル:反政府デモ20万人に拡大 W杯反対の主張も
毎日新聞

ブラジルの反政府デモ、「休戦日」はさむも収束は見えず
CNN Japan 

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