【社会】福岡・中間市議会が生活保護不正受給で自主解散
福岡県中間市の市職員が生活保護を不正受給していた事件を受け、中間市議会が責任をとるとして7日、自主解散しました。19人の議員のうち13人が賛成、要件を身立たしたため解散となりました。
突然の解散に驚いた議員もいたようで、
「全くの想定外」と焦り出す市職員。ある市議は「まさか可決されるとは」と戸惑い、支持者に携帯電話で報告した。(西日本新聞)
と述べる市議もいたほど。ただ、この解散に対する市民の意見は厳しいようです。
ただ、市議選に対して冷ややかな見方もあり「解散しても同じ人が立候補するから、市政は変わらない」(無職男性)という声も聞かれた。(西日本新聞)
異例の自主解散は市民には唐突に映ったようで、飲食店主、伴和憲さん(38)は「解散するなら問題発覚間もない時期にすべきだった。対応が遅い」。主婦、山口茂代さん(65)は「解散する必要があるのか。無駄に公費を費やすように思える」と話した。(毎日新聞)
とあるように、本当に解散する必要性があったのか、疑問をもたれてもいるようです。
昨今話題にのぼりやすくなった生活保護の不正受給。「働かざるもの食うべからず」という倫理観でもって激しい批判にさらされる一方、「生活保護をうけるくらいなら困窮した方がまし」と考えるひとも多いようです。
私個人としては、不正受給そのものが問題なのではなく、「必要な人にただしく届いていない」ことの方が問題だと考えています。以前、生活保護不正受給の厳罰化を含む生活保護法の改正のニュースがありましたが、生活保護のそもそもの在り様も含めて、抜本的な改革が必要と考えます。
【ニュースソース】
中間市議会が自主解散(福岡県)
日テレNEWS24
福岡・中間市議会が自主解散
asahi.com
市議会が自主解散=生活保護費不正受給で-福岡県中間市
時事通信
生活保護詐取事件受け、中間市議会が自主解散
スポーツニッポン