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【ビジネス】米国で未承認の遺伝子組み換え小麦発見、日本は輸入一時停止

米国農務省は29日、オレゴン州の農場で未承認の遺伝子組み換え小麦が見つかった、と発表。バイオテクノロジー大手のモンサント社が1998年から2005年にかけて開発を進めていた遺伝子組み換え小麦でしたが「消費者の理解が得られない」として開発中止していたものでした。人体に影響はないとする一方、米国農務省は事態を深刻に受け止め、遺伝子組み換え小麦が農場に混入した経緯などを詳しく調査する予定です。

この発表を受け、農林水産省は30日、オレゴン州で生産された小麦の輸入を一時停止する方針を決めました。オレゴン州以外で生産された小麦は引き続き受け入れを継続します。

また、米国農務省の発表を受けてシカゴの小麦相場が下落。影響がさまざまなところに出ているようです。

 

遺伝子組み換え作物に関して、日本政府は警戒心を強めています。

 

今回の小麦が市場に流通したかどうかは確認されていないが、日本は米国から年間約300万トンの小麦を政府が一元的に輸入しており、農水省は米側から詳しい情報提供を受けた上で、今後の対応を判断する考えだ。
厚生労働省も「流通に紛れ込んだという情報は得ていない。詳細な情報を収集している」(監視安全課)と、小麦が市場に出たかどうかを注視している。(毎日新聞)

 

と毎日新聞が報じているように、市場に出回っている可能性を念頭において調査を進めています。日本人の遺伝子組み換え作物に対する強い拒否感を反映したものでしょう。

 

食品に関する日本の反応のニュースをみると、ついついこんな話を思い出してしまいます。

 

六カ国協議で日本がトイレに席を立ったあとの会話。
日本  「すまん。トイレ逝ってくる」
米露韓中北「いってらー」
中国  「(ヒソヒソ)日本を本気で怒らせてみたいが、難しい。潜水艦で領海に入っても怒らない」
韓国  「独島を占拠しても怒らない」
ロシア 「北方領土を返さなくても怒らない」
北朝鮮 「なら、おれが核ミサイルをぶち込んでみようか」
米国  「よせ、それはもうおれがやってみた」
米露韓中北  「一体どうすれば…(途方にくれる)」
中韓  「俺らは日本人を怒らせようと犯罪者を大量に輸出してみたんだが、逆にビザ免除に動いてくれてるし‥」
北露  「ふーむ…」
米国   「・・・あ、でも、牛肉に脊柱にいれたら、 日本国民が激怒したな‥」
露韓中北 「それは、おまい怒るよ」
中国  「野菜に農薬てんこ盛りしたら怒ったぞ?」
韓国  「生ゴミ餃子も怒った」
米国  「寄生虫の卵を食い物に入れて輸出しあってる奴はちょっと黙れ」
ロシア 「・・・あいつ、食い物以外じゃ怒らねーんじゃねーの?」
米韓中北 「あ!」

 

滅多に怒らない日本人ですが、こと食べ物に関することになると激怒する、というジョークです。日本人として、どこか分かるような気もするところがなんともいえません。

 

 

【ニュースソース】

米 遺伝子組み換え小麦見つかる
NHK

米農務省:未承認の遺伝子組み換え小麦 オレゴン州で発見
毎日新聞

未承認の遺伝子組み換え小麦、オレゴン州で見つかる-農務省
ブルームバーグ

米農務省、未許可の遺伝子組み換え小麦の経路を調査
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

米国産一部小麦の輸入停止、未承認の遺伝子組み換え品種発見
ブルームバーグ

米国で見つかった未承認の遺伝子組み換え小麦-世界に影響か
ブルームバーグ

オレゴン産小麦の入札停止=農水省
時事通信

農場に未認可組み換え小麦=農務省が経緯調査-米
時事通信

米農場に無認可の遺伝子組み換え小麦 米政府「深刻な事態」
MSN産経ニュース

米で遺伝子組み換え小麦 未承認なのに…農場で発見
東京新聞

米西部の農場で無認可の遺伝子組み換え小麦
読売新聞

シカゴ穀物概況・30日
日本経済新聞

シカゴ小麦相場下落、未承認品種発見で日本が輸入を一部停止
ブルームバーグ