【政治】飯島氏の訪朝に米国いらだち
飯島勲内閣官房参与が北朝鮮を訪問していた件について、米国のデービース北朝鮮担当特別代表が「聞いていなかった」としていらだちを募らせています。各紙とも飯島氏の訪朝は「北朝鮮による関係各国の分断戦術」と分析する一方、デービース氏の発言の切り取り方が異なっています。
デービース特別代表は日本滞在中、飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問について「日本政府から詳しい話を聞きたいと思っている」と述べ、日本側から事前に十分な連絡を受けていなかったことを示唆していました。また、飯島参与の訪朝について、韓国の外務省は「国際社会の緊密な協力の助けにならない」と批判しています。(TBS News)
デービース氏は会談後、記者団に「拉致問題を真剣に考えており、日本政府や国民を支持している」と述べる一方、「北朝鮮に対し、我々(日米韓)が緊密に連携し続けることが大事だ。北朝鮮にどうアプローチするかでの結束が重要だ」と強調した。事前に連絡もなく訪朝した飯島氏のことを念頭に、日本側に注文を付けたとみられている。(読売新聞)
TBS Newsは飯島氏の訪朝に対して批判的な論調です。
デービース氏はその上で、日本政府高官らとの会談で、日米の結束を確認できたとの考えを表明した。(産経ニュース)
一方で産経ニュースは「日米間の結束を確認」の部分にフォーカスし、日米の関係強化につながった、とポジティブに評価しています。
【ニュースソース】
北朝鮮は日米韓分断意図=米特別代表
山口宇部経済新聞
飯島氏訪朝は分断工作 米、日本との結束を確認
MSN産経ニュース
北朝鮮の狙い、米特別代表「関係国の分断」
TBS News
5カ国の連携強調-外相 北朝鮮の「分断」見解に
MSN産経ニュース
飯島氏訪朝に米政府、大きな関心 事前通告なしに当惑
MSN産経ニュース