ニュースを比較してみるブログ

世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【国際】米メディアが慰安婦像を疑問視「公共の場を政治闘争に利用してはならない」

カリフォルニア州グレンデール市が在米韓国人団体の主張を受け入れて講演に「従軍慰安婦像」を設置した件を受け、市長のデイブ・ウィーバー氏が「我々は、ハチの巣を開いた」と言いながら「少女像を立ててはならなかった」と日本のチャンネルさくら内の番組でインタビューに応えていたことが明らかとなりました。ウィーバー市長はもともと慰安婦像設置には反対の立場をとっていた、としていますが、グレンデール市の韓国人団体の圧力が強かったため採択せざるをえなかった、としています。

 

彼はまた、「慰安婦少女像を見たこともないし、除幕式にも出席しなかった」と付け加えた。特に彼は「グレンデールには、韓国人が1万2000人も住んでいるが、日本人は非常に少ない」としながら「誰より影響力が大きいことか」と少女像の建設が韓国系住民の圧力によるものだということを強調した。グレンデール市は、市議会が日本軍慰安婦の悲劇を糾弾する決議案を採択したのに続き、7月30日市立中央図書館の前の市立公園に"平和の少女像"(慰安婦少女像)を立てた。 

テル速グレンデール市長、「慰安婦少女像」設置を後悔”)

 

グレンデール市はすでに設置してしまっていますが、設置を要求されていたブエナパーク市では、市長が慰安婦像設置問題を一蹴する発言をしています。

 

私たちの街ブエナパークは、この(慰安婦の)銅像のためだけに、特別にスペースを提供するべきだとは思わないわ…。それから設置費の3万ドルもあれば、もっと効率のいい有意義な教育方法がたくさんあるはずです。 

(ジャパラ - JAPA+LA)

 

ブエナパーク市の市長、エリザベス・スイフト氏は日本からの多数の抗議を受け、日韓の問題に米国の一都市が巻き込まれるいわれはない、と難色を示しています。それに対して韓国系であるミラー・オウ副市長は圧力を強めていますが、結局、ブエナパーク市での設置は議論そのものが先送りされることになりました。

 

こうした一連の動きを受け、米国メディアでは「公共の場は政治闘争の場ではない」とする論調の記事がでました。

 

Knowing the right side of our own country’s history is complicated enough. Do we really want to take sides in the apparently unsettled histories of other countries? In our cities’ few and precious parks?

(筆者訳:自国の歴史の正しい側面を知ることだけでも十分に複雑な問題です。それなのに、他の国の、まだ十分に定まっていない歴史のある側面を本当に取り上げたいと思いますか?それも私たちの街の貴重な公園を使ってまで?)

(Digital First Media)

 

米国には年々、在米韓国人が増えているようです。ブエナパーク市の副市長のように、政治の場に出ている韓国系の方も少なくないようです。そうした関連もあり、韓国の主張のためにアメリカの議会を政治利用しようとする圧力が強まっています。それがグレンデール市のように慰安婦像設置にまで至ってしまったのですが、ブエナパーク市のように強く反対する勢力もありますし、米国メディアが論じたように、韓国人の主張のために米国の土地と予算を使う必要なない、とする向きもあります。

 

もちろん、このように米国が韓国人の主張に対して強く出てくれるのは歓迎すべきことです。とはいえ、そこでひとつ考えなければならないのは、「とはいえ結局は声の大きい人間の主張が通されてしまう」ということです。ここまで慰安婦問題がこじれてしまったのは、もちろん韓国側が国を挙げて、国策として慰安婦問題を政治問題化し外交カードとして使うために各国でロビー活動を行ってきたことが大きな原因です。一方でそれを食い止められなかった日本のロビー活動の弱さも問題視すべきです。違うのならばきちんと違うと主張しなければなりません。

 

 

【ニュースソース】

Public parks aren't the place for foreign political fights
Digital First Media

従軍慰安婦問題inロサンゼルス 第3弾
ジャパラ - JAPA+LA

 

 

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