ニュースを比較してみるブログ

世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【国際】2020年オリンピック開催地が東京に決定!!

ブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)総会で現地時間の7日、2020年夏季オリンピック開催都市の最終投票が行われ、イスタンブールマドリードを破って東京に決定しました。東京でオリンピックが開催されるのは1964年以来56年ぶりとなります。マドリードはヨーロッパ経済危機の影響で財政不安を抱えていること、イスタンブールは反政府デモが発生しており政情不安があること、が東京に比べて大きなマイナス点となったようです。東京は治安の面ではマドリードイスタンブールに比べて大きく勝っていますが、原発問題を抱えていることもあり、課題は完全にクリアされたわけではないようです。

 

安倍晋三首相も現地入りし、最終プレゼンテーションの場で東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する懸念払しょくに懸命に努めていた。

(ロイター)

 

各紙報じているように、最終プレゼンテーションでは原発問題の懸念払拭に大きく力を割いていたようです。その甲斐あってか、最終的には他2都市をおさえての決定となりました。

 

さて、オリンピック開催決定となったら、次はそれがもたらす経済効果に目がうつります。首相も都知事も開催決定の報を受けて諸手を上げてよろこんでいました。昨年末の衆院選で自民党が圧勝して以来、安倍首相は日本の経済再生に取り組んできましたが、オリンピック開催によってさらにそれが後押しされる可能性があるからです。

1984年のロサンゼルスオリンピックから、オリンピックをショービジネス化する傾向が強まりました。それまでは財政を圧迫する要因となり、立候補都市がほとんどなくなる、という状況にあったようです。ロス大会ではスポンサーを「一業種一社」に絞り込むことでスポンサー料をつり上げ、大きな黒字を達成。ロンドンオリンピックでは会場内でペプシコーラを販売すると、スポンサーになっていたコカコーラからクレームが入る、というニュースを目にした方も多いのではないでしょうか。

このように、オリンピックを商業科することで「オリンピックは儲かる」という認識が広がり、激しい招致合戦が繰り広げられるようになったのです。

 

オリンピック開催による大きなメリットは以下の通りです。

  • 施設や道路の新設、改修などのための設備投資増加と雇用の創出
  • 観光客の増加と消費拡大
  • 世界に向けた開催地のアピール

 

一方、デメリットもないわけではありません。

  • オリンピック終了後の施設維持費の増大
  • 海外観光客の急激な増大による治安の一時的悪化

 

特に2002年、冬季オリンピックが行われた長野では、オリンピック会場の維持費に莫大な資金が必要になり、財政再建団体に転落するところまで財政が悪化しました。

 

2002年に冬季オリンピックを開催した長野県は、施設整備に巨額の資金がかかり、ばく大な借金をして、2002年度には1兆6475億円もの県債残高を抱えることになった。

この県債の利払いに加えて、年間100億円ともいわれるオリンピック施設の維持費が財政を圧迫して、一時、長野県が財政再建団体へ転落するのではないかと心配された。

当時の長野県知事だった田中康夫氏は財政再建に取り組み、公共事業費や公務員人件費など支出カットを行った。これによって1兆円を超えていた県予算を2006年までには8250億円にまで圧縮し、プライマリーバランスの回復を果たした。

日経BP東京オリンピック、都民が喜ぶ開催方法はある!?”)

 

このようなリスクを回避するための方策を、開催までの7年の間に作っておく必要があります。

 

東京の場合、基本的には既存のインフラを活用し、主要な施設のみを新設することで全体の経費を抑える、というプランを出しています。都内の交通網は非常に発達していますが、とはいえ選手団が通勤ラッシュや帰宅ラッシュにあたることは避けたいでしょうから、別の交通網を用意する必要もあるでしょう。また、いくら既存の施設を活用するとはいえ、そのままの状態ですべての競技に対応できるわけではないでしょうから、改修も必要になってきます。そう考えると、開催までの7年の間にインフラ整備への投資は少なからず行われるはずです。

 

また、現実的にみてまだ収束したとはいえない福島第一原発事故の問題も残っています。強明日にも選手団が乗り込んでくる、というわけではありませんので、すぐに問題になることはないでしょうけれども、開催が近づくにつれて問題が収束しているかどうかは大きく注目されるようになるでしょう。

 

私個人としては、今回のIOCの決定が、日本に対して「この7年の間にどうにかするように」というメッセージに思えてなりません。

 

 

【ニュースソース】

東京五輪決定 イスタンブールと決選制す
日刊スポーツ

2020年五輪、東京開催が決定
CNN Japan

2020年五輪 東京が開催都市に決定
NHK

2020年五輪開催地、第一回投票で東京・イスタンブール選出
ロイター

東京、1位で決選投票へ=マドリードが落選-20年五輪招致
時事通信

2020年五輪、東京開催が決定 56年ぶり
日本経済新聞 

20年五輪:開催地8日発表 東京、汚染水で守勢 97票争奪、マドリードと接戦
毎日新聞

20年五輪:IOC総会で東京「復興」アピール
毎日新聞

20年五輪:IOC総会プレゼン 汚染水問題を首相説明
毎日新聞

東京に再び聖火=2020年夏季五輪-56年ぶり2度目
時事通信

東京 42票から18票の上積み イスタンブールと差広げる
スポーツニッポン

2020年東京五輪が決定!!東京五輪世代の注目選手は…?
ゲキサカ

東京にオリンピック・パラリンピックがやって来る! 2020年開催都市に決定
MSN エンターテイメント

決選投票は東京60票、イスタンブール36票

読売新聞

2020年夏季五輪は東京に決定
愛媛新聞

東京に再び聖火=2020年夏季五輪
博多経済新聞

【速報】2020年東京五輪決定!
マイナビニュース

【カウントダウン五輪決定】 東京、イスタンブールと決選投票へ
MSN産経ニュース

2020年夏のオリンピック・パラリンピック開催地、「東京」に決定
FNN

2020年五輪開催地 東京に決定
日テレNEWS24

敗れたイスタンブールとマドリードでは
TBS News

【東京五輪決定】 東京は60票 1回目も42票でトップ通過 獲得票
MSN産経ニュース

東京、決選投票は60対36で圧勝
日本経済新聞

2020年五輪、東京に決定 56年ぶり2度目の開催
西日本新聞

東京は60票、イスタンブールは36票 決選投票
東京新聞

2020年「東京五輪」に決定
MSN産経ニュース

東京五輪開催決定 決選でイスタンブールに60対36
朝日新聞

20年五輪:東京開催が決定 56年ぶり2回目
毎日新聞

2020年夏季五輪は東京開催が決定、56年ぶり
ロイター

 

 

広告を非表示にする