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【経済】日韓通貨協定を一部集結へ、30億ドル分縮小

財務省は24日、日韓間で外貨を融通し合う通貨スワップ協定のうち、7月3日で期限を迎える30億ドル分を延長しないと発表しました。日韓通貨スワップ協定の規模は2011年に700億ドルの規模に拡大されていましたが、2012年8月、韓国の李明博前大統領が竹島に上陸したことをうけ、130億ドルに縮小されていました。

 

日本の財務省は延長見送りの理由を「両国の経済情勢を踏まえ、両国がそれぞれ必要ないと結論づけた」と説明している。韓国側から延長要請がなかったためとみられ、菅義偉官房長官も今月21日の会見で「必要なら延長するし、必要でないならそう判断する」と述べていた。

(ロイター)

 

日本政府は韓国からの延長要請がなければ協定を打ち切る方針でした。実際に韓国からの要請がなかったため、30億ドル分は終了となりました。

 

財務省幹部は「経済情勢を踏まえ、延長の必要性はないと両国が結論付けた」と説明した。韓国の外貨準備高は5月末時点で3281億ドルと08年末から6割以上も増え、外貨流出などの緊急時への備えは厚くなった。韓国銀行関係者は「(協定枠縮小の)影響は特にない」と述べる。

日経新聞

 

今回の縮小について、日韓両国とも、経済への影響はない、としています。

しかし、この動きについて韓国側からは政治的な思惑があるのではないかとの憶測がでているようです。

 

しかし、韓国では両国の関係悪化が影響を与えたとの見方が出ている。両国は2011年10月、融通枠を130億ドルから700億ドルに拡充したが、2012年に竹島(韓国名・独島)問題をめぐって関係が急速に冷え込んだことから延長せずに終了した経緯がある。今回も、「安倍政権の右傾化と無関係ではない」との分析があるという。

(サーチナニュース)

 

竹島問題や天皇陛下への侮辱発言など、反日的な言動行動が目立つようになったため、700億ドルの枠を130億ドルまで一気に縮小した経緯があるためです。韓国政府が「必要ない」と判断したための縮小のはず、そこに「政治的な思惑があるのでは」と憶測を呼ぶこと自体、おかしいと思うのですが。

 

さて、この通貨スワップ協定については、為替王さんがこれまでの経緯をまとめています。今回の件を読み解く際のご参考になさってください。

 

■1997年、アジア危機で苦しむ韓国を日本が救済
1997年のアジア通貨危機当時、韓国は世界から多額の資金を借りていました。日本は自国にも危機が波及していたにもかかわらず、韓国の資金返済を楽にしてあげるよう日本の金融機関のみならず欧米をも説得して妥協させました。日本が奔走していなければ、韓国は当時もっと悲惨な破綻状態に陥っていたと考えられます。

■2005年、日韓通貨スワップ協定締結
「通貨スワップ」とは、通貨危機に陥った際に互いに通貨を融通しあう制度で、日本と韓国とは2005年に初めて通貨スワップ協定を結びました。戦後、日本は通貨危機に陥ったことは一度もありませんが、韓国はアジア通貨危機などで過去に何度か通貨危機を経験しており、事実上、韓国が危機に陥った場合を想定して、日本が救済してあげるための協定です。

■2008年、リーマン危機で限度額引き上げ
リーマンショックで韓国経済が危機に陥ったため、当初限度額30億ドル(当時約3千億円相当)だったスワップ協定を、一時的に200億ドル(当時約2兆円相当)に引き上げてあげました。この日本の協力がなければ韓国が破綻していたかどうかはわかりませんが、リーマン危機当時は、アジア危機で大混乱した1997年当時に迫るほど韓国ウォンが急落していましたから、日韓スワップ協定は市場を牽制し、ウォン急落に歯止めをかけて韓国経済を安定化させることに貢献したというのが市場関係者の共通認識です。

■2009年~2011年 韓国ウォン安政策で日本打撃
急速な円高で日本経済がダメージを受けている時、韓国もウォン高圧力を受けていました。しかし、韓国政府はウォン売り為替介入を断続的に実行し、ウォン安政策をとりました。結果的に、海外では円高に負けた日本製品が商品棚からほとんど消えてしまい、代わって、ウォン安に後押しされた韓国製品が所狭しと並べられました。つまり、ウォン安政策により、日本の大手製造業および多数の下請け中小企業の雇用と利益が失われ、それが韓国の雇用と利益に姿を変えたとの見方もできます。

■2011年夏、ウォン急落で韓国ピンチ
ウォン安政策により飛ぶ鳥落とす勢いだった韓国ですが、欧州危機により信用収縮が起き、ウォンが急落しました。慌てた韓国は「米国や日本がウォン急落を防いで通貨を安定させる責任がある」と言い始めました。

■2011年秋 民主党、韓国を全力で支援
韓国ウォンが急落の気配を見せ始めたことを受けて、将来の急落に備えた安全網という意味で、日本の民主党政権は善意で通貨スワップ協定を700億ドル(当時約5兆4千億円相当)に拡大してあげました。そのことについて、韓国メディアは「ケチな日本が、予想を超えるスワップ700億ドルを締結」と報道しました。

■2012年、日韓通貨スワップ増額分、打ち切り
日本が全力で韓国を救ってきたにもかかわらず、韓国側は竹島の不法占拠、日本海呼称変更要求、天皇陛下に対する侮辱行為、理不尽な謝罪と賠償要求その他数え切れないほどの日本への敵対的行為をひたすら続けていることを、多くの日本国民が知るに至り、日韓通貨スワップの増額分についてのみ、昨年暮れに打ち切られました。

■2013年7月3日 日韓通貨スワップ期限到来
日銀と韓国銀行との間で継続中の日韓通貨スワップ30億ドル(約3千億円相当)の期限は今年7月3日。日銀のサイトでは昔から公表されていましたが、期限が近づいてきたため、注目されるようになりました。

(サーチナニュース 日韓通貨スワップ協定、誰でもわかる経緯まとめ=為替王

 

 

【ニュースソース】

30億ドル相当の日韓通貨スワップ取り決め終了
地震予測検証 / 防災情報 ハザードラボ

韓日通貨スワップ協定終了へ 背景と影響は?
聯合ニュース

30億ドル分延長見送り=日韓通貨交換協定-財務省
時事通信

韓日通貨スワップ、延長されず
中央日報

日韓通貨協定、一部延長せず=来月3日期限の30億ドル分
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

韓国・日本、通貨スワップめぐり自尊心の戦い
中央日報

日韓通貨協定、一部延長せず 7月3日期限の30億ドル分
J-CASTニュース

日韓スワップ協定、30億ドル分が7月3日で失効 それでも残り枠が100億ドル分
MSN産経ニュース

日韓が通貨スワップ延長で自尊心の戦い「延長は相互の利益」=韓国
サーチナニュース

日韓、通貨交換協定を一部終結へ 30億ドル分
47NEWS

日韓通貨スワップ協定、誰でもわかる経緯まとめ=為替王
サーチナニュース

日韓の通貨交換協定 一部を来月打ち切り 財務省
テレビ朝日

日韓、30億ドルの通貨スワップ協定の延長見送りで合意
ロイター

財務省、日韓通貨スワップ協定一部延長せず
日刊工業新聞

日韓通貨スワップ、30億ドル分延長せず
TBS News

日韓通貨協定、一部延長せず=7月期限の30億ドル分
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

日韓通貨スワップ協定、30億ドル分が終了 韓銀「必要なし」
サーチナニュース

日韓通貨融通、延長せず…7月期限の30億ドル
読売新聞

韓国通信社「日本、協定延長を政治利用」 通貨スワップ問題
MSN産経ニュース

日韓通貨スワップ、来月縮小で合意 30億ドル分
MSN産経ニュース

日韓通貨協定、30億ドル縮小 竹島巡る緊張が影 韓国が延長要請せず
日本経済新聞

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