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世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【国際】米当局への個人情報提供問題、リークしたCIA元職員が実名公表

大きな話題となった米国国家安全保障局(NSA)による個人情報収集問題に関して、情報をリークしたCIA元職員のエドワード・スノーデン氏が実名を公表、メディアに登場しました。英紙ガーディアン紙と米ワシントンポスト紙の取材に応じて身元を明かし、「プライバシーや自由が破壊されるのは許せなかった」などと動機を語りました。

 

スノーデン氏は自らの意思で名乗り出ることにしたといい、「自分は間違ったことをしていないので、隠れるつもりはない」と語っている。米国で訴追されることも予想されるが、「自分の行動のために苦しめられることは分かっている。それでも、自分の愛する世界を支配している秘密の法律、不平等な寛容、抗うことのできない権力が一瞬でも暴かれるのなら満足だ」と言い切った。@IT

 

バラク・オバマ米大統領は7日、一連の報道について、プログラムの存在は認めたものの正確ではないと主張し、これらのプログラムが極秘扱いなのはテロリストなど米国を攻撃しようとする相手に情報を与えないためだと説明。リークは国家の安全を脅かすものだと語った。ITmedia

 

AppleGoogleFacebookなどの大手インターネット企業が自社システムへの直接的なアクセスをNSAに提供していたとさまざまなメディアで報じられたが、米CNETは米国時間6月7日遅く、それは事実でないことが分かったと伝えた。当初の報道はリークされた「PowerPoint」文書を誤って解釈していたようだ、とある元政府職員は述べた。(朝日新聞)

 

各紙報じているように、スノーデン氏は道義的な理由から情報をリークしたとしています。そのためには身に危険が及ぶことも辞さない、と。

確かに実名で顔を出せば信憑性が高まることは分かります。しかし、スノーデン氏の登場はこの問題においてやや唐突感があるのも否めません。朝日新聞が報じているように、AppleGoogleFacebookの関与が疑われていましたがそれは元資料の誤解である、とスノーデン氏はしています。つまり、問題の火消し役として登場した可能性もありうると思うのです。

 

スノーデン氏の登場をもって、この問題は幕引きとなるのでしょうか。

 

 

【ニュースソース】

米政府が国民の情報収集をしていた「PRISM」問題を暴露したCIA元職員が実名公開
GIGAZINE

zaikei.co.jp l 元CIAが暴露したネット監視問題 中国への情報漏えいの懸念も?
財経新聞

「自由の破壊、許せなかった」――米政府の情報収集、告発者は元CIA職員
@IT

米秘密工作 CIA元職員名乗り出て批判
NHK

米政府の機密情報を暴露したのはCIA元職員
テレビ朝日

米政府の市民監視プログラム暴露した元CIA職員、「怖くない」
AFPBB News

元CIA職員が極秘情報収集活動を告発 米
日テレNEWS24

PRISMの告発者は元CIA職員「私は正しいことをした」Guardian報道
ITmedia

「PRISM」の告発者、自ら正体を明かす--The Guardianとのインタビューで
朝日新聞

情報源は29歳のコンサルタント―米政府の情報収集活動で英紙
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

米監視プログラムめぐる報道、情報源は元CIA職員-WP紙
ブルームバーグ

元CIA職員が内部告発 米ネット情報収集問題
東京新聞

元CIA職員、極秘情報収集活動を告発
日テレNEWS24

元CIA職員が暴露、米政府のネット・通話情報収集 亡命を希望
MSN産経ニュース

米ブーズ・アレン株が大幅安、米監視問題で社員が情報源
ブルームバーグ

国家安全保障局情報収集暴露問題 CIA元職員、政府の活動を批判
FNN

米政府の情報収集、暴露は元CIA職員 亡命求める
日本経済新聞

取材源はCIA元職員=情報収集問題、機密暴露で捜査-米
時事通信

米当局のデータ収集問題、リークした元CIA職員が実名公開
ロイター

米情報機関のネット監視報道…情報源は元CIA
読売新聞

米情報収集問題、香港政府「コメントせず」
MSN産経ニュース

米当局のネットデータ収集は「自由を破壊」 情報源名乗り出る
CNN Japan

オバマ政権 苦境に 情報収集内部告発 不祥事またまた発覚
東京新聞