【国際】ベトナムで反中デモ、約30名が拘束
ベトナムの首都ハノイで2日、反中デモが行われました。中国が南シナ海の島々の領有権を主張していることに対する反発です。デモには約100名が参加、ベトナム警察当局は参加者ら30名を呼応即、連行しました。取材していたベトナム人カメラマンも一時されたそうです。
中国とベトナムが領有権を争う南シナ海・西沙諸島付近では今年3月、操業中のベトナム漁船が中国船から発砲を受けたほか、5月には漁船が中国船に体当たりされる事件も起きている。(朝日新聞)
中国が領有権を主張し始めているのは日本の尖閣諸島だけではありません。フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、インドネシアなど東南アジア諸国にまでその手は及んでいます。
共産党一党独裁下のベトナムでは、政治デモは厳しく規制されている。デモ行進は2回にわたり、100人以上が参加、いずれも強制排除された。デモ関係者によると、計30人程度が連行、拘束されたもようだ。(MSN産経ニュース)
とMSN産経ニュースが報じているように、デモが厳しく規制されている国でさえデモが発生しているとのこと。中国に対する不満や反発は日に日に強くなっていくようです。
そのような状況の中、アジア安全保障会議で中国は「領有権争いはいったん棚上げすべきだ」と主張。中国の横暴さがここへきてあらわになってきています。
以前、中国への直接投資が鈍化している、というニュースを取り上げました。ここ数年、目覚ましい経済成長を遂げてきた中国ではありますが、成長鈍化や国内政情不安を受けて対外的な圧力を強めているのでしょうか。
【ニュースソース】
ベトナムのハノイで反中デモ
時事通信
ベトナムで反中デモ
朝日新聞
反中デモ強制解散、30人拘束か=南シナ海の領有権問題-ベトナム
時事通信
ベトナムで反中デモ 南シナ海で抗議、警察排除
MSN産経ニュース