【経済】円安による燃料高騰で福岡などの漁業関係者が政府支援を訴え
急激な円安の影響が各所に出始めています。
福岡、秋田、香川、兵庫、鳥取などの各県の漁連が円安による燃料高騰を受け、一斉休漁しました。燃料費がかさむため、漁に出ると赤字が膨らむ状態になってきているそうです。「漁業者の経営が圧迫される」として政府に支援策を求めました。
県漁連は「魚価が低迷する中、異常な燃油の高値が続いており、自助努力の限界を超える」と訴えている。福岡県での一斉休漁は、軽油引取税の免税措置延長を求めた2011年9月以来。(日経新聞)
秋田県では、現在、たいやひらめの漁が最盛期を迎えていますが、円安の影響による漁船の燃料価格の高騰が、漁業者を圧迫しています。
25日は、県漁協に所属する1800隻の漁船が一斉に休漁しています。
秋田県男鹿市の「椿漁港」では、25日は、波がほとんどなく恵まれた天気にもかかわらず、30隻ほどの漁船は港の岸壁につながれたままで、漁師たちは道具の修繕作業などをしていました。
県漁協によりますと、漁船の燃料となるA重油の価格は、去年12月には1リットル当たり84.5円でしたが、今月11日には91.8円まで上昇したということです。
漁師たちは燃料費を抑えるため漁船の速度を下げて操業していますが、魚の価格の低迷も加わって大変、厳しい状況だということです。(NHK)
参加した多度津町漁協の池田久さん(56)は「燃油が高騰して経費は高くなっているのに、魚の値段は安くなった。収入が半分くらいになって、生活にも影響が出ていると感じる」と話していた。(朝日新聞)
先日、味の素のマヨネーズ値上げのニュースがあったばかり。急激な円安の影響がじわじわと広がってきているようです。
【ニュースソース】
福岡:
福岡県内全漁協の約6600隻の漁船が休漁 燃料高騰で窮状訴え
FNN
円安で燃油高騰 福岡の漁船6000隻一斉に休漁
スポーツニッポン
秋田:
香川:
兵庫: