ニュースを比較してみるブログ

世にあふれるニュースを報道のされ方を比較、掘り下げていきます。国際、政治、経済を主に取り上げています。やや右寄りの傾向あり。

【政治】敦賀原発直下に活断層、規制委が断定、廃炉の公算大

5月9日に掲載した敦賀原発に関するニュースの続報です。

5月9日段階では原子力規制委員会の調査団が「敦賀原発直下に活断層がある」という報告書をまとめる方針であるのに対し、敦賀市長が政府に早急な判断をしないよう求めました。しかし、その後規制委の判断は覆らず、敦賀原発直下に活断層があると断定する報告書がまとまる方向で固まりました。

その結果、敦賀原発2号機の廃炉が現実味を帯びてきました。国の方針で活断層が直下にある原発は運転を認められていないからです。

この動きに対し、敦賀市では

 

「地元経済の衰退は免れない」と落胆の声がきかれた。原発停止からすでに2年。廃炉の可能性もあるなか、「地元をこのまま沈ませない手立てを考えるべきだ」日経新聞

 

との反応が見られたそうです。

おおむね事実と今後の展開について書かれた記事が多いなか、産經新聞がこの動きに対して疑問を呈する記事を連続して出しています。ニュースソース内に産経のニュースだけを分けています。

 

報告書のとりまとめ時期も疑問視される。原電は6月末までに断層の追加調査を終了する見込みだ。敦賀原発は現在稼働中でもなく、原電の調査結果を待って評価するのが現実的といえる。田中俊一委員長も今月8日の定例会見でそうした考えを示唆した。専門家会合はなぜ結論を急ぐのか、真意が見えない。(MSN産経ニュース)

 

多様な意見を広く知らせる、という意味では、産経だけではやや偏っていると言わざるを得ません。

 

 

【ニュースソース】

敦賀原発 規制委調査団「直下に『活断層』」 2号機廃炉濃厚
SankeiBiz

地元落胆「衰退免れず」 敦賀原発に「活断層」
日本経済新聞

敦賀原発、廃炉に現実味 直下に活断層と規制委
日本経済新聞

敦賀原発:2号機、活断層認定へ 規制委15日報告書
毎日新聞

敦賀原発、廃炉に現実味 選別作業が本格化へ
日本経済新聞

敦賀原発、直下に活断層 規制委が断定へ 廃炉の公算大
朝日新聞

敦賀2号機「活断層」断定へ=報告書、15日に取りまとめ—規制委
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

「活断層である」報告書取りまとめへ
NHK

敦賀原発2号機の廃炉濃厚 原子力規制委報告書「活断層がある」
スポーツニッポン

 

MSN産経ニュースの記事:

結論ありき拭えず 規制委調査団「敦賀直下に活断層」
MSN産経ニュース

敦賀原発「断層結論慎重に」 河瀬市長、規制委に意見書 福井
MSN産経ニュース

敦賀活断層調査「公正でない」 日本原電社長、法的対抗措置も
MSN産経ニュース

【参考文献】