【国際】中国原潜、接続水域を航行 - ニュースを比較してみるブログ

まずは気になるニュースから。

13日、沖縄県・久米島南方の日本の接続水域（領海の外側約22キロ）を国籍不明の潜水艦が潜水したまま航行しているのが見つかりました。防衛省は「国籍不明」としていますが、中国海軍の原潜ではないかと推定しています。

産経のニュースによると、米韓行動軍事訓練のために釜山に向かっている米原子力空母「ニミッツ」を威嚇するためではないかと政府が分析している、とのことです。

また、詳しい分析記事を掲載しているFNNによると、

軍事評論家の岡部いさく氏は「日本の周りで、潜水艦を行動させている国は、アメリカ、ロシア、中国、韓国、北朝鮮、台湾があります。このうち、アメリカとおそらく韓国の潜水艦は、日本にとって国籍不明にはなりませんし、北朝鮮の潜水艦は老朽化していて、こんなところまで来られないです。ロシアと台湾の潜水艦は、ここを通る理由がありません。そうなると、潜水艦の国籍は決まってきますよね。中国でしょうかね」と語った。
さらに、岡部氏は「2004年には、石垣島付近で中国原潜が領海を侵犯していますし、潜水艦を含む中国艦隊が、南西諸島へ向けて太平洋に抜けたこともあります。今回も、それらと同じように、中国海軍の潜水艦の行動拡大の1つとなるでしょう」と語った。

とのことで、中国の日本に対する挑発行動ではないかとしています。

これに対し小野寺防衛大臣は

「我が国の領海に入ったらこれは総理の承認を得て直ちに海上警備行動をとって、しかるべき対応をとるという手順は予定をしていた」（毎日放送）

とし、原潜の行動に対して毅然とした態度をとることを示唆しています。

【ニュースソース】

日本の辺境海域正体不明の潜水艦が発見
ＶＯＲ　ロシアの声

久米島南方で潜水艦航行、中国艦か
 徳島新聞

久米島の南の接続水域で潜水艦を確認、中国海軍か
毎日放送

接続水域で潜水艦潜行沖縄・久米島南方、国籍不明
MSN産経ニュース

国籍不明の潜水艦が沖縄・久米島沖の接続水域内を潜ったまま航行
FNN

国籍不明の潜水艦が接続水域潜航久米島沖（沖縄県）
日テレNEWS24

接続水域内国籍不明潜水艦航行菅官房長官「注視すべき状況」
FNN